光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

もしすさみがアニメの舞台になったら……

 私が絶景に思い入れ、何度も足を運んでいる南紀の田舎町・すさみ。

 住民ではない、しかもただの観光客ではない、「関係人口」のひとりとして何かできないか、という思いから、このブログではすさみの魅力を発信し続けています。

 地元の方々にも「関係人口」というアイディアを紹介したところ、このキーワードをもとを地域活性化に取り入れてもくださっているというお話もお聞きし、いくらかでも役には立てているのか、とも感じます。


ソトコト (2019年3月号)

 


関係人口をつくるー定住でも交流でもないローカルイノベーション

 そんななかで、ふと思ったことです。

 このすさみ町が、アニメの舞台になったらどうだろうか、と。すさみの美しい自然は、きちんと作画すれば間違いなく絵的に美しい。青く澄んだ海と山と奇岩がかたちづくる景観は、その一つひとつが印象深い背景になる。

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 この辺はすさみの「絶景さがし」で撮った、特に名所として名付けられてもいない風景ですが、これらの風景がアニメのひとこまになっている様子が、なんだか想像できます。

 

 直接すさみを舞台として設定しなくとも、単にモデルとして劇中風景のなかに取り入れるだけでも、マニアならたちどころに検索して、どこかを特定してくれるでしょう。それがアニメオタクというもの。

 この辺の名のある風景を絵にすれば、まず確実にわかるでしょう。

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 そして海辺の田舎町というのは、物語の舞台としてもいろいろな想像力をかきたてます。

 若い人たちをこの地にいざなうには、これ以上のものはないかもしれません。それを通してすさみの地により関心を寄せ、自然や暮らしのことも知ってもらう機会になれば。若い世代のすさみの「関係人口」を増やすうえでも、多大な意義を持つはずです。

 大阪から特急なら周参見駅まで2時間台と、京阪神の都市部からのアクセスは比較的容易なので、その気になれば足を運んでくれることでしょう。

 今の時世なら、海外から訪れる人もでてきても不思議はありません。もともと熊野古道歩きを目的にして外国から来る人たちは結構いるということですから。

 

 以前にお隣の串本町和深を舞台とした映画『たまご』が製作されたことがあり、和深駅舎には案内板が、またホームには映画を記念したモニュメントが設置されています。劇中ではいくつか、すさみの風景も取り入れられていました。

 

 でも、映画でなくアニメなら、若い人たちに訴える力はずっと高くなる。

 まあどんな土地が舞台に取り上げられるかは製作会社次第ですし、なかには熱心に誘致を試みている自治体もあるとのことなので、あくまで一つのアイディアというだけの話ですが。

 こういう話をするのも、私自身、「思い入れのある作品が何本かある」程度にはアニメに好みがある人間であるからですが。

 

 これは思い付きですが、こんな物語なんかあったら。

 アニメ好きで旅行好きでもあるひとりの女子大生が、旅先として思い入れた田舎町に活力を呼び戻すために、その土地を舞台としたアニメを誘致するために仲間や地域の人たちと奔走する……という物語を、それこそ私自身が考えてみたいぐらいなのですが。かつての『あまちゃん』みたいな地域おこしドラマで、劇中劇としてアニメが出てくる、みたいなイメージです。

 
アニメ探訪 真 聖地巡礼ガイド

 
聖地巡礼 - 世界遺産からアニメの舞台まで (中公新書)

 
アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える (ワニブックス〈plus〉新書) [ 酒井亨 ]

 機会があったら、自分でそんなストーリーを考えてみようかな。

 ということで、今日はこの辺で。

 お読みいただきありがとうございました。