光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

すさみへの旅 2日目 その4 ~まだまだ見つかる絶景スポット~

 何回かに分けて紹介してきたすさみの旅、今回が最終回です。

 一昨日紹介したフェニックスの褶曲に向かう途中で、前後しますが恋人岬の婦夫波でも、もちろん撮影してきました。

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 真南に面しているのでどうしても逆光になりやすいのですが、この日は水平線近くまで青さが薄れない空だったことに加え、昼時の日がすっかり高くなったこの季節なので、空の青さも損なわずに撮れています。

 意外に思われるかもしれませんが、気温は全然違うとはいえ、5月の連休頃は日の高さ(長さも)は8月のお盆前と実はほぼ同じなのです。

 このスポットでは一頃と比べても、若い人たちの姿もよく見かけるようになってきたと感じます。ここを眺望するところにオープンしたカフェ・BUSH DE COFFEE が人気なのも大きいでしょう。「恋人岬」という名前も若者たちにとってはロマンティックで魅力的ですね。

 岬を通り過ぎたあたりから、海を見渡します。

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 そして、前日に発見した、旧国道42号線?らしきルートに再度。夏に来た時こそ青い空のもとで撮ろう……というつもりが、Yahoo の予報が外れたおかげでこの旅で実現です。

 かなり荒れた山道ですが、いくらか進めば眺望が開けたところに出ます。そして先ほどの恋人岬を遠望します。

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 ズームで撮ってみると、こう。横側から眺める合掌波も味わい深いです。遠くには見老津港、そして江須崎があります。江須崎の新緑色まで確認できます。

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 眼下を見下ろせば、高さ40mはあろうという断崖。

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 白浜の三段壁の時と同様、魚眼で撮るとさらに迫力が増します。

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 もう日の高さは真夏並みなので、海の色もエメラルドを帯びてきているのも注目です。

 反対側に目をやるとこんな感じ。急峻な山地がそのまま断崖絶壁になっているという雰囲気です。 岬から張り出した磯は、前の記事でも触れた高浜海岸千畳敷です。

 

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 途中、芝生になっている場所もありました。

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 このコースを高浜海岸側に抜けて見渡すとこうです。

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 国道42号線に戻って千畳敷を見渡すとこんな感じ。

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 青い海の広がる枯木灘は、この先にも続きます。

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 ということで、前日に発見した、旧42号線らしき、黒島トンネルをバイパスする山道。ここからは、これほどの絶景が撮れるとは新しい発見でした。もうこの3-4年で20回近く訪れ、新しい撮影スポットを開拓してきましたが、今の今で気づかずにいたのが痛恨に思えるぐらいです。今後は必見のコースとなるようでした。

 2日かけて、周参見駅~江住駅間のすさみの撮影スポットをほとんど回り、1日目の天気は外れだったものの2日目は最高の青空のもと、初夏という季節に見せるすさみの表情をカメラに収め続けて、成果十分でした。

 この旅が充実していただけでも、この連休の満足度は上々というところです。

 新しく絶景スポットを発見したため、今度来た時にはどうしても回りたい場所が加わり、フルコースのメニューが増えてしまった感があります(笑)。

 名の知れた景勝地でなくても、こうして海の絶景をどんどん見いだせるのがこのすさみという地の魅力。読者のみなさんも、一度足を運んでいただければと思います。

 それでは、今日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。