昨日の記事で、ひとまずその瞬間をみなさんにもお分けした桂川の夕焼け。
どうやら昨日は全国的に「夕焼け祭り」だったようで、私の住む京都ばかりでなく、各地で空全体が燃え上がるような、華麗にして壮大な夕焼けが見られたようです。
Yahoo ニュースでも取り上げられ、ツイッターのトレンドにも「夕焼け」が登場していました。
昨日はほとんど報告のみだったので、改めて、この日の夕景を振り返ってみたいと思います。
もともと、桂川での夕景は前々から撮ってみたいところでした。都会で夕焼けを撮るなら川辺で!とは以前の記事でも触れました。
京都だとまず鴨川ですが、桂川も絶好の夕景スポットであることは間違いありません。
好評をいただいておりますこちらの記事
にも桂川を増補したかったのですが、これまで私自身が撮れたいい写真がまだありません。そういう意味でも今年の、夕焼けの季節が終わらないうちに一度は撮りたかったのです。
仕事帰り、あるいは自宅からの散歩がてらに行ける鴨川や宝ヶ池公園であれば、その日の空模様を見て撮影に行くかどうかを決めることができます。でも桂川は私の家からは遠く、最初から予定を立てて行くしかありません。帰りも遅くなってしまうので、日の長い夏の間は避け、日没の早い秋になってから行くことに決めていました。時間帯的に休日しか無理なので、この連休に計画していました。
実は土曜日にも近くまで行っていたのですが、この日は京都の夕方は時々晴れの予報はあったものの、結局は完全な曇り。空振りに終わってしまいました。
そのリベンジとばかり昨日も別用も兼ねて近くまで行って、空模様をうかがっていました。午前中は青空が広がっていたものの午後は雲に覆われ、土曜日の二の舞かと思いました。でも、5時半ぐらいになって西の空を見やると、地平線近くでは雲が切れ、日が射しています。
これはもしかすると夕焼けが見られるかもしれないと期待し、桂川の河畔、西大橋付近まで足を運ぶことに決めます。
着いたのが5時45分ごろ。6-7月なら日暮れは7時過ぎでしたからずいぶん日も短くなったものですが、この様子。
ご覧の通り、曇っていながら、日没方向の雲は切れています。
50分ぐらいになって、山の端から光が射すのが見えてきたら、これは焼けると確信できます。
こちらの記事でも触れたとおり。
ここまできたら、もう「なんか行ける気がする」というよりは「勝利の法則は決まった!」と言えます。
こちらの記事でも語った、ネタです。
だんだん空が染まってきました。
下流に向けても。
河原から土手にカメラを向けて、東の空も。
でもこれはまだ序章です。
さあ、ショータイムです。
橋の上から。北側に向けてもこんなに焼けた空が撮れるのは、まだ夏らしさが残っている証でしょう。
場所を移して南西の方向に撮ると、こんなに壮大に。本当に空一面が燃え立つような夕焼けでした。
いよいよ赤さを増して。
ピンクモーメントに入ります。
赤さを深めて。
改めて橋の上から。川面も真っ赤です。
最後まで見届けましょう。
最後まで赤さが鮮やかな部分を望遠で。
川のほとりが夕焼け撮影に絶好なのは、水面への映り込みがあるのに加えて、川の上の空が開けているからです。桂川は鴨川よりずっと川幅が広いので、「空の広さ」はさらに感じられます。
この日のような空一面に夕焼けを撮るには、京都では桂川は最良のスポットかもしれません。
ということでこれを受けて、「ガイドブックではわからない京都の夕日・夕焼けスポット」記事も桂川を増補しようと思います。あらためてご覧ください。
実は今日も近くの宝ヶ池公園でこんな素敵な夕焼けが撮れました。昨日があれだけ凄かったので、どうしても「祭りの後」感は否めませんが。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。