光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

都会で夕焼けを撮るなら川に行こう

 企画「すさみ八景プラス八景」も残り一つ、コンプリート間近ですが、今回は小休止。夕景の話題から。

 まず、先日所用で大阪に行った際、十三大橋の上から望んだ夕日。

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 アクセス解析を見てみると、Google でもYahoo でも、検索エンジンからのアクセスでは、夕景関連の記事が特に多いようです。

 特にこの二つ。

naosuke21036.hatenablog.com

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「季節 夕焼け」とか「京都 夕日」で検索するとわりと上位に来ることも多く、相応にお役に立てているのかな、と思ったりもします。夕日や夕焼けは多くの人が撮っているテーマですから、情報的価値もあると認められているのでしょぅ。

 構図についてのこちらも、もっと注目してほしいんですが。

naosuke21036.hatenablog.com

 夕日の記事をご覧になったついでに、すさみや雫のほうも覗いていただけると嬉しいところです。

 

 ということで、今回も夕景撮影のポイントを一つ。

 街中で夕景を撮るのは、なかなか厄介です。どうしても建物が空や夕日を遮ってしまいがちです。また電線や電柱が入ると、景観が台無しになってしまうということもよくあります。これらもうまく構図に取り込めれば見事な夕景写真に仕上がることもありますが、これはこれで相当なテクニックを要しますし、そんな撮影をできるポイントを探すのも大変です。

  私の住む京都では市街地がわりとコンパクトなので、街中から比較的近いところに高台や山、田園の開けた場所を見つけることもできます。

 たとえば吉田山とか。

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 比叡山麓の田園などです。

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 でもそういう事情をおいて、どの都市であれ、街の中で美しい夕景写真を撮りたければ、探すべきスポットは2つです。一つは高層ビルの上階や屋上。

 これはわかりやすいですが、もう一つ夕景撮影に適したスポットは、街中を流れる川です。

 建物が並ぶ市街地でも、川の上なら空が開けています。ですから川幅が広ければ広いほど、存分に夕焼け空を収めた写真を撮ることができます。

 また川の水面に夕景が映り込み、美しさが倍加するのも、川辺で撮ることの利点です。

 私の住む京都だと、鴨川、高野川、あるいは桂川です。

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 大阪であれば、市内にこの記事で冒頭に挙げた淀川・十三大橋もそうです。

  こちらは以前にも紹介した、大阪・天満橋からの夕景。

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 高層ビルの建ち並ぶ大阪の街ですが、橋の上からだとこんな風に撮れます。ビル街も
夕景にとけこんで、ひとこまを飾るものとなっています。

 心得ておきたい点としては、川の流れる方向です。東西方向に流れる川なら橋の上から、南北方向に流れる川なら東岸から西空を望むのが基本ですが、季節によって日の沈む方向も、空の雲が染まる方角も違ってきます。スマホアプリ「日の出日の入りマピオン」などで日没の方角を確認しておくのも一つの手です。

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 また南北方向に流れる川でも、夏などは全方位の夕焼けになることも多いですから、橋の上から真っ赤に染まった北や南の空を狙うのも一つの方法です。鴨川は京都の市街地をほぼまっすぐに北から南に流れていますが、むしろこの趣向で撮るのに適したスポットといえます。特に夏に北にカメラを向け、北山から比叡山の上空が夕焼けに染まるのは時として絶景になります。

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 冬はなかなか夕焼けが見られない季節でしたが、春に入ると夕焼けになる日も確実に増えてきますので、この辺を心得ておくと、いいスポットから夕景を撮影できると思います。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうこざいました。