引き続いて、奈良は山の辺の道、行燈山古墳(崇神天皇陵)より。
たびたび訪れては撮影しているので、ほぼ同じ画角からの、季節ごとの表情をごらんください。春の連休と、初秋とです。
快晴の日で、昼前の撮影という条件はだいたい同じです。
新緑とススキがそれぞれの季節らしさを表現しています。そしてもう一つの違いは、同じ晴れた日なのに、確かに「明るさ」が違います。
こちらの記事でも触れましたが、気温の上ではだいたい同じぐらいの春と秋の時期でも、いちばん違うのが「日の高さ」。
春の方がずっと太陽高度が上なので、当然光度も増し、明るくなります。
秋の昼前の明るい時間帯でも、春に比べれば少し光が落ち、暗めになるわけです。
この「光」の違いが、春秋それぞれの季節感を微妙に醸し出しています。
同じ場所に繰り返し足を運んでの撮影だから、気づけることでした。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。