このたびの南紀への旅から続けて。
時系列順に書かず、スポットごとに紹介していっているのですが、途中通過した海駅・和深でも会心のものが撮れましたので、今回はこちらを特集します。
和深駅については、以前の記事でも語りました。
この日のスケジュールは、早朝に見老津駅周辺ですさみの撮影から始めて、その後に串本まで向かい、潮岬で撮影してすさみに戻り、それから帰途につくというものでした。
ということで、串本に向かう電車より。早朝にすさみでかなり撮っていたとはいえ、この時はまだ7時半過ぎ。まだまだ朝の海らしい風景です。
通過する束の間のチャンスを車窓から狙うしかない、と構えての撮影で、これだけでも十分満足のゆくショットでしたが、有難いことに通過列車の待ち合わせで、3分間だけ停車してくれました。
このチャンスを逃す手はありえず、当然のようにホームに出ます。ホームが海と反対側ということで、電車まで収めて撮るとこんな感じです。
ホームまで入れるとこう。いかにも海駅らしさが出ていると思います。私は別に鉄道写真には興味は無いのですが、その方面のマニアが撮ったような感じになったかもしれません。
海と反対側のホームということで間に電線が遮っています。海側のホームに渡りたかったのですが、前の記事で触れたようにこの和深駅は跨線橋が撤去されていて、いったん道路に出て100mほど行かなければ向こうのホームには行けません。
たった3分の停車時間では往復する時間などなく、海そのものの写真はもっぱらズームで切り取って電線を避けるまででした。
こちらはホームに設けられた映画『たまご』のモニュメントです。
予定変更してここで降りてしまいたい衝動に駆られるぐらいこの日の和深の海は美しかったのですが、3分が過ぎ、結局電車に戻りました。
これから訪れる台風では私の愛する南紀も大変なことになりそうで気がかりです。ただ無事であることを祈るばかりです。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。