光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

紀勢本線の海駅 和深駅

 南紀ではしばらくすさみのことを語ってきましたが、今回はお隣・串本町にある和深駅のことを語りましょう。

 見老津駅からは江住駅を挟んで、2区間隔てたところにあります。 こちらも南紀枯木灘地帯では、見老津と並ぶ絶景の海駅です。ある意味ではライバル駅と言えるかもしれません。

 この和深駅の魅力は、直接海を見渡せることです。

f:id:naosuke21036:20190709155011j:plain 駅が高台にあり、特に遮るものが無いので、広がる海をホームから、あるいは通過する時でも車窓から、南紀の青い海を眺めることができます。

 こちらは車窓から撮ったもの。

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 その時ここ和深で降りる予定ではなかったのでチャンスは停車中とその前後のわずかな時間しか無く、ホームの電柱などを避けつつ何とか撮れたものです。

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 こちらはズームで。ご覧のように、海辺に聳える、どこか威容を感じさせる奇岩が、ここのランドマークとなっている感があります。

 昔、学生時代に青春18きっぷ紀伊半島一周の旅をした時にも、何よりこの岩が目に留まったのを覚えています。帰省を兼ねていたのでここで降りるわけにもいかず、いつかゆっくり時間をとって降りてみたいとその頃から思っていました。

 こちらも別の機会に。

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 この時は串本からすさみ方面に向かう朝の電車で、和深駅で数分間通過待ちで停車するダイヤだったので、ホームに出て撮影する時間もありました。

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ホームにあるこちらのオブジェは、この枯木灘の地を舞台とした映画「たまご」を記念したものです。

www.sankei.com

 私は鉄道写真には特に興味は無いので「電車を海と合わせて撮る」ことを試したことはないのですが、そのような趣向でもハマれば見事な写真になりそうです。

 ホームから海を撮影する場合は、下り(周参見紀伊田辺・和歌山方面)の方が海寄りなので、海そのものを撮りたければ下りホーム。列車とともに撮るならむしろ上りホームからのほうが適しています。

 ただし知る人ぞ知る話ですが、かつて上下のホームを結んでいた跨線橋が老朽化のために撤去された結果として、ホーム間を駅構内で直接移動できなくなっています。駅舎のある上りホームから下りホームには、いったん道路に出て100mほど歩かなければなりません。気をつけないと電車そのものに乗り遅れる可能性もあるので、注意が必要です。

 
海の見える駅

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海駅図鑑 海の見える無人駅
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 駅からの眺めだけでなく、もちろん海岸に降りても素晴らしい景観が堪能できますが、それはまた後の記事で。