光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

南紀すさみの春

 前回の記事でも触れた、この春の南紀の旅。

 まずここは外せない、私の思い入れるすさみの模様から、お届けします。

 海辺の地を訪れれば、必ず出迎えてくれるのがイソヒヨドリ。青空を背にメタリックブルーが映えます。

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 実際には私の住む内陸の京都でも増え続けていて、今の季節なら街中で声を聞かない日はないほどなので、だんだん出会っても「海に来た」感は薄れつつあるのは事実です。

 でも、こんなふうにマリンブルーをバックにすれば、やはり「イソ」ヒヨドリらしさが出ます。

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 見老津駅からほど近い隠れた絶景スポット・松の下。

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 この奇岩も相変わらずです。

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 そして今回は、南紀の他のスポットもそうでしたが、未訪のスポットに足を運んでみたい、ということで、選んだのがホテル・ベルヴェデーレとすさみ町総合グラウンドのあたり。

 高台に立地しているので上がるまでが大変でしたが、ホテルは右端の白い建物。下に見えるのはヘリの着陸場。

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 ここから青い海を望むのが壮観でした。

f:id:naosuke21036:20210403114345j:plain所々、桜も咲いていました。例年、春の撮影の旅は桜に出会うには時期が早いものでしたが、今年は異例に開花が早く、しかも温暖な南紀ということで、桜まで合わせることにもなりました

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桜どころか、新緑越しに海を望むなんて、いくら南紀でも3月中では予想もできないことでした。

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白浜方面に向かい、小石の鼻。

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安宅崎。過去の同時期に訪れたときと比べても、より明るい光のもとで撮れたという気がしました。

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山桜とともに日置川河口方面。

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 ここから見老津方面に引き返したのですが、印象深かったのが口和深のあたり。

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 ここは夏には海の色がエメラルドに映える場所として、注目のスポットです。

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でも、まだ3月だというのに、海の色はずいぶんエメラルドに近くなっていた気がします。ちょうど干潮だったのも一因ではあるでしょう。海の浅いところほど、青の次に波長の短い緑の光も吸収されきらないからです。

 でもエメラルドがかった鮮やかさは、春というより、初夏の海を見ているような気になりました。

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和深の波止とともに。

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恋人岬の婦夫波も、こんな感じ。夏に撮ったように見えてしまいます。

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見老津駅前。この時間帯ぐらいから雲も出てきたので、これぐらいとしました。

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 南紀の特集は、これからもたびたびお届けしていきたいと思います。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。