このたびのすさみ行きでも、前の記事でも紹介したフェニックスクリフに足を運んできました。
干潮で、海が荒れていない時でないと褶曲をちゃんと見られる所までは進めないということで、潮の時刻は当然ながらチェック済み。前日の海が荒れ模様でしたが、もう海は静かになっていました。
大潮の時期なので潮位差も大きく、干潮時はすっかり水が引いていたので、今までで一番簡単に行けました。
観光協会でも観光地化へのステップは整えつつあるようです。
ただこの地を含めた一帯が県立自然公園から吉野熊野国立公園に「昇格」したことで整備には国が関わることになり、そのために事情が複雑になっているとのこと。
前来た時に比べて人の手が入った形跡があり、道もよりわかりやすくなっていました。
というわけで。
こちらは魚眼で撮ったのですが、ただでさえ元々岩が曲がっているので、あまり変わったように見えないのがフェニックスの褶曲ならでは(笑)。
例の大岩ばかりでなく、一帯の地層が褶曲している様子がわかります。
さらに奥まで進んでみると、こんな感じ。
褶曲のないところでも、地層が露出した荒々しい岩場は、それだけでも壮観です。
さながら岩の砦。
遊歩道が整備され、この絶景により多くの人が容易にアクセスできるようになる日が楽しみになってきます。