森は宝石箱
この冬は暖冬でした。私の住む京都でも、本格的な積雪は無いまま春を迎えようとしています。
冬であれば、雨ではなく樹に積もった雪の融けた雫でプリズム写真を撮る機会も少なくないのですが、今年はそのようなチャンスはわずかでした。
そのほぼ唯一の機会だった、昨年の暮れに撮った写真をここではお届けします。
こんなに色とりどりの煌きが一枚に収まることはそう滅多にはありません。
クリスマスは過ぎていましたが、言うならば雫による自然のイルミネーション。
あるいは森が宝石箱になったようです。
さらに雫は、輝きの色を変えます。
どの一枚も、二度とは見られない、写真に収めなければ誰にも知られずに消え去ってしまう美。
一期一会です。