前回に続いて、この夏の南紀・白浜での撮影から。
白良浜は季節も季節、海水浴客で当然のように溢れ返っていましたから、風景撮影としてはスルー。通り過ぎる時、海が荒れてきたので遊泳禁止を告げる放送が聞こえていました。
ということで、次なるスポットは三段壁。何度も訪れていますが、今回の狙いは荒れた海とともに撮ることです。
ということで、今回は正面の展望所入り口ではなく裏手の路地から入りました。
下の地図で言うと、「パールシャト」の建物の横の小道です。
一頃と比べても立ち入れる区域がかなり制限されていますが、通常の遊歩道のさらに先に行ったところに出られ、そこから続く岩場もなかなかの壮観です。
上の写真では海も穏やかに見えますが、方向を変えてみると。
荒れた海ほど色鮮やか。これは私にとって海撮影の鉄板のセオリーとなっています。これに気づく人が多くないのはむしろ不思議なほどです。
そして正面の展望所から。これが真打ちです。
エメラルド色を帯びたマリンブルーが荒れてなお映え、岸壁に打ち寄せる激しい波がこの絶景に迫力を増します。
遠近感を増すために、魚眼で撮ったのがこちら。
惜しむらくは、海が荒れすぎて一部、濁った泥が海面に流出していることでしょうか。
崖下を見下ろして、こちらも魚眼撮影。
荒波の激しさに身がすくみそうです。
そしてさらに足を延ばし、梶原島を展望する橋へ。
ズームで撮ると、真夏らしいエメラルド色が際立ちます。
この時間ぐらいに雲も広がってきたので、撮影としてはここまででした。
実は日帰りです。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。