比叡山頂 つつじが丘より
今日も連休中のすさみへの旅からの写真をお届けする予定でしたが、リアルタイムでぜひこちらで紹介したい写真が撮れましたので、予定変更です。
土曜ながら午後からは仕事が入る日でしたが、空は五月晴れ、空いている午前中に、天気が許せば本当は連休中に登りたかった比叡山の山頂からの眺めを撮りに行きました。
わが家からはほど近い比叡山登山口、いつでも登りに行けるのですが、写真にするならやはり青空の下での眺めを撮りたい。しかも今の季節は、実はベストシーズンです。
ということで。午後の仕事のためには11時には家に戻っている必要があったので、逆算し、7時前に出発です。だいたい所要時間は登り75分、下山が50分ですが、もちろんそれに加えて撮影時間、山頂付近での移動時間もあります。
私の撮影流儀は、意識しないと「結果が全て」とばかり、撮影目的地に着くまでの様子は全く写真に残さないということも多く、今回も見事にそうなってしまいました。
ということで、登山の過程は省略して、見晴らしの開けたところに出たケーブル比叡乗り場からいきなり。登山口から1時間程度でここまで出ます。
澄みわたる青空の下、京の街が一望できます。ここから山頂まで、ロープウェイでも登れるところですが、ここは当然自分の足で。15分ほどです。
山頂の駐車場から。琵琶湖・近江大橋が望めます。
駐車場の反対側でも、左手に大原の里、右手に琵琶湖。実は京都と滋賀、琵琶湖というのは直線距離ではこんなに近いのだと実感できます。
人間が移動するのは大変ですが、空を飛べる鳥からすればわけもない距離で、京都・鴨川で昼間活動するユリカモメたちが、夜は琵琶湖に移動して過ごすという生態も納得です。
ズームすると、島が見えます。実質的に日本唯一の湖上の有人島・沖島です。250人の人が暮らしていて、小学校もあります。
そして今回の目的は、つつじが丘。その名の通り各種のツツジがいっぱい植えられていて、この時期に花開きます。
こんな感じです。
向こうに見える山々は大原の里の辺りです。
まだ完全に見頃というわけではなかったですが、新緑との対比が映えます。
過去に来た時には、これぐらいが見られましたが。
一昨年の5月20日で、ベストシーズンは今年だと来週になりそうです。ちょうどその頃には私は日本を外しているので行けないのですが。
でも、こんなふうに新緑との対比で撮れたのは、この時期ならではだったかもしれません
麓の街ではもう新緑といってもずいぶん緑も濃くなっていますが、山頂では季節の移り変わりも遅く、5月中旬に入ってもまだまだ淡い新緑色を目にすることが出来ました。私は新緑と言えばこの色に限ります。
そして帰路、横切ったのは比叡山人工スキー場跡。
あくまで「跡」であり、今ではスキー場としては使われていません。往時のスキーブームもすっかり過ぎ去ったようで、「夢の跡」を感じさせます。
ということで、今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。