京都高雄・西明寺のミツバツツジ2023
秋には紅葉の名所として知られる京都郊外、高雄。
春の桜の季節にはそこまでの賑わいはありませんが、実はここには桜とは別に、知る人ぞ知る絶景が出現する。
こちらですでに取り上げた、槙尾山西明寺の裏山に群生するミツバツツジ(より正確にはコバノミツバツツジ)の群生です。
桜の季節に訪れると、突如として山一面が彩られる光景に出会えます。
上の記事で触れたように、2年前に行った時にはやや見頃を過ぎていて、まだ花は残っていたものの、新緑のなかに埋もれるような状態でした。
例年なら4月10日ぐらいが見頃で、それぐらいの時期に行ったのですが、一昨年も今年に似て春の訪れが早く、桜もこの時期にはおおむね散っているぐらいだったため、ベストな時期を外してしまったようです。
今年も春の訪れが異例に早く、一昨年と条件が似ているなら、4月初めにこそ行くべきだと見て、昨日、足を運びました。
ご覧の通り、大当たり。最高の青空の下、見事にベストな時期の光景に立ち会うことができました。
山腹一面がこのように、ツツジのピンクに彩られるのです。
植えられたのではなく自生しているらしく、ここに元々生えていた樹木が伐採されたあとに進出して、優占種となった結果のようです。近辺にもいくらか、自生しているスポットがあります。
せっかくなので、何枚も。
山の上層の杉林とのコントラスト。
近くの桜越しに。これで見てもわかるように、桜の見頃とだいたい重なります。
ところどころモミジも生えていて、青もみじの新緑も彩りを添えます。
山桜もちらほら生えています。ツツジもヤマザクラも個体差があるので、よく見ると花の色の濃淡も微妙に違って、味わい深いものです。
もう1枚、山桜のコラボで。
こちらはやや遠景で全貌を。
群生部分のみのクローズアップ。
という具合に、今年は最高のタイミングで撮ることができました。
来週末まで見頃が続いているかどうかはわかりませんが、よろしければみなさまもどうぞ。
実はその前に嵐山で撮影していたのですが、それについてはまたの機会に。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。