光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

京都高雄・西明寺のミツバツツジ2023

 秋には紅葉の名所として知られる京都郊外、高雄。

 春の桜の季節にはそこまでの賑わいはありませんが、実はここには桜とは別に、知る人ぞ知る絶景が出現する。

naosuke21036.hatenablog.com

こちらですでに取り上げた、槙尾山西明寺の裏山に群生するミツバツツジ(より正確にはコバノミツバツツジ)の群生です。

 

桜の季節に訪れると、突如として山一面が彩られる光景に出会えます。

 

上の記事で触れたように、2年前に行った時にはやや見頃を過ぎていて、まだ花は残っていたものの、新緑のなかに埋もれるような状態でした。

 

例年なら4月10日ぐらいが見頃で、それぐらいの時期に行ったのですが、一昨年も今年に似て春の訪れが早く、桜もこの時期にはおおむね散っているぐらいだったため、ベストな時期を外してしまったようです。

 

今年も春の訪れが異例に早く、一昨年と条件が似ているなら、4月初めにこそ行くべきだと見て、昨日、足を運びました。

 ご覧の通り、大当たり。最高の青空の下、見事にベストな時期の光景に立ち会うことができました。

 山腹一面がこのように、ツツジのピンクに彩られるのです。

 植えられたのではなく自生しているらしく、ここに元々生えていた樹木が伐採されたあとに進出して、優占種となった結果のようです。近辺にもいくらか、自生しているスポットがあります。

 せっかくなので、何枚も。

 山の上層の杉林とのコントラスト。

近くの桜越しに。これで見てもわかるように、桜の見頃とだいたい重なります。

 ところどころモミジも生えていて、青もみじの新緑も彩りを添えます。

 山桜もちらほら生えています。ツツジヤマザクラも個体差があるので、よく見ると花の色の濃淡も微妙に違って、味わい深いものです。

 もう1枚、山桜のコラボで。

 こちらはやや遠景で全貌を。

 群生部分のみのクローズアップ。

 という具合に、今年は最高のタイミングで撮ることができました。

 来週末まで見頃が続いているかどうかはわかりませんが、よろしければみなさまもどうぞ。

 実はその前に嵐山で撮影していたのですが、それについてはまたの機会に。

 

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。