3月の新緑2023
異例の暖かさだった今年の3月。私の住む京都でも、春分の日頃には桜も咲き始めていました。下手をしたら3月中に散ってしまわないかというぐらいでしたが、どうにか4月に入るまでは持つようです。
折からの気候変動ゆえでしょうが、2年前、2021年の春もこれに近かったので、そこまで驚きではないところです。
桜が早ければ、新緑の芽吹きも早い。
新緑は5月より4月こそ見頃。これは当ブログでは再三強調しています。
何より、芽吹いて間もない若葉の繊細な色合いが見られるのは春先だからです。
とはいえ、それはたいてい4月の話であって、3月から新緑が方々で見られるとは、今年の季節の異例ぶりが見てとれます。一昨年でもここまで早くはなかった気がします。
こちらは春分の日頃、鴨川上流での撮影。柳は他の樹種に比べても新緑の芽生えは早いものですが、こんな時期にもう、みずみずしい新緑を芽吹かせています。
同じくケヤキで数日後。もうずいぶん青々としてきています。
ケヤキは一本一本の個体差が大きく、秋の色づきも黄色だったり赤だったりと違ったりしますが、こんなふうに新緑の芽生えるペースも違うことがわかります。
鴨川西岸で満開の桜とともに。桜と新緑、時期的には若干ずれることも多いですが、こんなふうに1枚に収められると季節感ありありです。でもまだ3月。
ヤナギも合わせ。奥のケヤキはまだ芽生えて間もないようです。
こちらは鴨川東岸での撮影です。
私が新緑撮影のメインフィールドとしている八瀬の辺りの高野川。
見頃は新緑もまだこれからですが、3月からこれだと、時期的にもかなり早そうです。
年ごとの季節感を比べるのも、自然写真撮影の楽しみの一つです。
ということてだ、今回もご覧いただきありがとうございました。