彩りの新緑〜京都・八瀬より〜
新緑は5月より4月。
アクセス解析を見るとこちらの記事は多くの方にご覧いただいているようで、また「新緑 4月」で検索しても上位に表示されるようになっていて、「新緑を撮るなら4月のうち」という認識もちゃんと広まってくれていると嬉しいところです。
もっとも、桜の開花と同じく新緑の季節の訪れも今年は例年よりかなり早く、4月後半に入った今はもう先の記事で触れたようなベストな見頃は完全に過ぎてしまっています。こちらの記事を読んでから、まだ4月だから新緑を撮ろうと思った方もおられるかもしれませんが、それでは残念なことになっているかもしれません。
私にとっては、もう新緑の季節はふりかえりモードに入りつつあります。
ということでこちらのブログでも、今年の新緑の彩りをいろいろと特集していくことにしましょう。
私が季節の彩りを撮るうえでメイフィールドにしている京都郊外・八瀬にて。
今回の写真は4月初めの撮影であり、例年なら桜も咲き初め、新緑の芽生えはまだまだ先という時期なのですが、今年はこんなに早くから彩り豊かな新緑が見られました。
手前のケヤキはもうずいぶん若葉が芽吹いています。まだうっすらと新緑に色づきはじめた背後の山ですが、山桜もちらほら見られます。
山桜が山のいたるところを飾っています。
まだ緑は淡く、早春という雰囲気です。
でもよく見ると、冬枯れから少しずつ緑を芽生えさせているのがわかります。
過去の時代には「花見」と言えば、山桜を見ることでした。
こんなふうに稜線を撮る画角が好きです。淡い新緑と山桜のコントラストが映えます。
手前のケヤキをメインとして撮ると、他の淡い春色とのコントラストも際立つところです。
名も無い里山の頂に向けて。
淡い新緑と山桜が奏でる春のハーモニー。
芽吹きはじめた青もみじもあわせて。
このあたりは随分緑も色づいていました。
新緑の色づきはまだまだこれからという時期でしたが、例年ならこれぐらいになるのは4月でも10日前後。季節の移り行きが10日ほど早いのが見てとれます。
これからさらに季節が進むと、どうなるでしょうか。また後の記事でご紹介しようと思います。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。