今日でもう9月も終わり。遅い梅雨明けが繰り越されたように真夏同然の猛暑が続いた前半とはうってかわって、今では朝晩は肌寒さを覚えるまで。変化がずいぶんと激しかったひと月でした。秋分の日ぐらいまではわが家の前の森からセミの声が聞こえましたが、それもなくなって一週間ほど。夏の名残はもうどこにもありません。
夏の長梅雨→猛暑のときもそうでしたが、今年は季節の移り変わりが急激であって、この様子だと晩秋から冬にかけても、急に寒くなるような気がします。実際、地球の裏側でラ・ニーニャが発生しているため、そうなる可能性が高いという予報が出ています。
今月に撮れたすばらしい夕焼けのなかで、まだこちらのブログで紹介しないままになっていたものがありましたので、今回の記事で紹介しましょう。まだ夏が続いていた、初めの頃。わが家からすぐに足を延ばすなら定番の撮影スポット、宝ヶ池公園からです。
空模様から今日は行けると見て、公園に向かう途中の高野川・馬橋。
日没方向の空が晴れているので、これは夕焼けが見られる予兆です。
そして池のほとりへ。北側の国際会議場の上空が、まず染まっています。
そして池の方を見やれば、色づき始めます。こちらは南東方向。
南西の方向にカメラを向けても、いよいよ華麗に染まってきました。
西方向の空をより望める、東屋に移動して。
赤みがさらに増します。
より赤い空間をズームで。
最後に地平線近くの空が真っ赤に染まって、フィナーレです。
引き上げて家に戻ってみると、アンコールとでもいいましょうか。まだ残照で、夕焼けが空に残っていました。
「秋の日はつるべ落とし」といいますが、秋が深まれば、夕焼けが続く時間も短くなることが多いものです。夏の夕焼けがただでさえ日暮れが遅いのに、それに加えてなかなか暗くならないことを思うと、この日の夕空はまだ夏のものだった、と感じます。
またここまで華麗に赤く染まるのも、夏らしい夕焼けです。秋も深まった今となっては、夕焼けが見られても、薄く色づくだけということも少なくありません。
たったひと月で、季節もずいぶんと動いたものです。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。