先日、晩夏の雫を撮れた機会。今日の記事では、そのなかでも特に目を引いた、赤の輝きをご覧ください。
雫というと青・紫といった寒色系の光の方がイメージに合いそうな気がしますが、その一方で鮮烈な赤の輝きというのもあります。
スペクトルの端、可視光のなかで最も波長の長い色ということもあり、赤の煌きというのはそう撮れる機会もありません。
こんなふうに、繊細に色合いが異なる赤の表情もこのときに得た宝でした。
同じ雫は、青の光も放ちました。本当にひとつぶの雫の、瞬間だけの奇跡です。
この樹で宝探しができるのも、9月半ば頃までです。それを過ぎると太陽が低くなって山に隠れ、この樹を日差しが照らさなくなってしまいます。次の機会は来年の4月からになります。
秋が深まれば別の樹が宝石で飾られる時が来ますが、それはまた別の機会に。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。