煌きを変えていく宝石~雫のプリズム~
い 久々に雫で。こちらをどうぞ。
最近はなかなか撮る機会に恵まれず、冬の撮影からです。冬枯れの森を背景に、カラフルな輝きを見せてくれる雫でした。
黄色からオレンジへ。
そして赤へ。
紅色……と表現したほうがよさそうな、こんな赤の煌きは珍しいところです。
冬の弱い日差しのなかでの煌きです。
青紫。
瑠璃色……と言い表しましょうか。
と、ひとつぶの雫がこれだけの表情を見せてくれました。この光を取り巻く、いくつもの小さな光の方にもご注目ください。
2月後半~3月半ばぐらいは、私の雫撮影のメインフィールドとしている森でもいいアングルで光が射さず、9月末~10月と並んで雫のプリズムを撮るにはシーズンオフです。この2つの時期は気温は全然違いますが、「光の季節」で見た場合、太陽高度、角度はほぼ同じなのです。
光の写真を撮っていると、温度の季節だけでなく、光の季節にも敏感になってきます。
春分を過ぎる頃から、その森でも今度は別の樹に光が降り注ぐようになり、「雨が上がって日が射す」条件が整えば、また撮影の季節が訪れます。自然が条件を整えてくれての話とはいえ、楽しみなところです。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。