光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

山道から望む青い海~紀州由良町・衣奈の名もなき絶景~

 昨日の記事では紀州の広川町・唐尾湾の海の光景を紹介しましたが、引き続く形で、お隣・由良町で見つけた知られざる絶景スポットを取りあげようと思います。

 この由良町にある名勝・白崎海岸に向かう途で見つけた場所です。

 唐尾から県道23号線を由良方面に向かって進むと、山道に入る前に望めるのがこの景観。海沿いは別荘地でしょうか。

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 ここから白崎海岸方面に向かうには2つのルートがありますが、比較的上り坂のない右手側の道ではなく、山に入る方のコースをとります。こちらが23号線の延長です。

 地図で言うとこう。だいたいマーカーのある辺りからの撮影です。

 かなり長く続く山道を登って、ようやく峠にさしかかったところから開けるのが、この眺望です。

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 いかがでしょうか。山あいの谷から、青い海が見渡せるこの景観。いま登ってきた山道も眼下に見渡せ、この場所の高さも実感できます。

 海に浮かぶ島は黒島と呼ばれます。すさみ町にも同名の島がありますが、もちろん別の島です。こちらをズームで。

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 少し角度を変えてみると。より雄大さを感じられます。

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 またこの山道をさらに進むと、別の方向にも絶景が開けます。

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 衣奈漁港の方向です。

 海のすぐそばまで急峻な山が迫り出す、紀州らしい風景。山道から撮影すると、その魅力がいよいよ際立つというものです。

 この山の斜面には、実はみかん畑か広がっています。上の写真は初夏から夏にかけて撮ったものですが、ちょうど今ぐらいの季節であればみかんも収穫の季節に近づいてすっかり色づき、山一面がオレンジ色に彩られる光景も目にすることができるはずです。

 それは、またの機会にしましょう。

 今回お届けしたのは、ガイドブックの類にはいっさい紹介されていない絶景。私も白崎海岸を訪れる目的で通ったとき、図らずも見つけた場所です。

 こちらのブログでも第一に推しているすさみ町も特にそうなのですが、名も知れない、でも紛れもない絶景の地を見つけることは、紀州の撮影旅行でのいちばんの楽しみです。それを私だけのものにしておくのは勿体無いということで、こうしてブログを通して分かち合おうというわけです。

 では、今回もご覧いただきありがとうございました。