春色と秋色の対角線~京都・八瀬の里山より~
今回も「季節の彩り対比シリーズ」ということで。ガイドブックに載るようないわゆる「名所」ではないですが、季節の彩りがまさに絶景を演出する、私の見つけたとあるスポットをご紹介します。
まずは、春に撮った一枚をご覧ください。
こんなふうに、山の稜線に沿うように、新緑や山桜が春色に染め上げる。季節感あふれた光景に出会えるスポットがあります。
ちなみに、カメラは一切傾けていません。内蔵の電子水準器で、ほぼ地面と水平になるように撮ってこんな感じです。
ということで、場所はというと。
八瀬小学校近くの、高野川沿いです。
新緑が色鮮やかなところは落葉樹林にほかならないので、晩秋には紅葉して秋色に染まる場所でもあります。
ということでこちら。
だいたい同じような画角で撮っていますが、それだけに季節の彩りの対比も際立ちます。こちらは先週末の撮影ですが、今日も撮影に行ってみるとこんな感じ。
晩秋から初冬へ、いくらか枯れた雰囲気となって物寂しさを増します。
いかがでしょうか。季節の彩りの対角線。一年のうち、山が鮮やかな色彩を見せるのは二度。新緑の季節と紅葉の季節。対極の時期に、それぞれ違った美しさが見られるのか、自然の恵みというものでしょう。
新緑といっても5月に入ってから行ってみると、こんな感じでほぼ緑一色になっています。
秋色も一週間違えばかなり変わっているように、新緑の美しさもいかに繊細で、ほんのわずかな時期にしか見られないことがわかるというものです。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。