光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

凍った雫の宝石

 以前の記事で「雪解けの雫のプリズム」で取り上げた輝きをさらに。

 いくつもの煌きがありますが、とりわけ、いちばん下の雫をご覧ください。

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 いかがでしょうか、この色合い。赤紫に青や緑の光条が加わって、うっとりと見入ってしまうような美しさです。

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 わずかに黄色も加わる一方、上の雫がオレンジから青緑に彩りを変えます。

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 上の雫は紫に。

f:id:naosuke21036:20200126175658j:plain 黄緑に変わっていきます。

 下の宝石の輝きも、これまた妙なるものです。

 透明な雫がプリズムとなり、光を屈折・分散させて宝石へと変じる自然のアートワーク。でもこれほどの精妙な色合いも珍しく、貴重なものでした。

 この雫は雪融けによってできたものですが、よく見ると寒さのためまた凍っているようです。そのため水滴の状態よりひときわ大きくなり、形も凝固したので独特なものになったのが、こんな輝きを見せてくれた一因のようです。

 雫の中での光の乱反射によるものでしょう。綺麗に研磨されたダイヤモンドが見せてくれる絶妙な輝きと原理は同じです。

 でも、それを純粋な自然の働きが見せてくれる。だから魔法の一瞬といえるものでした。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。