光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

太地町から

 この夏の南紀への旅は、すさみ町をやはりメインとしつつも、太地・串本へも足を運んできました。ということで、今回はくじらの町・太地の絶景をお届けしていきます。

 太地町には去年の夏にも一度訪れていますが、このときは時間が限られていたのと、初めてかつ無計画(その日に行くのを決めた)だったので土地感覚もわからず、行けた場所もごく限られていました。

 ここ燈明崎ぐらいでしかまともな撮影をできていません。

 絶景ポイントである梶取崎(かんどりざき)も行き損ねたということで、今回はリベンジを期しました。

 これは南紀全体に言えることですが、太地町は半島部分にあるものの全体に高台で、土地の起伏も激しい。少し行くだけで高台に登り、こうやって海を見渡せます。

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 ご覧の通り、漁港を見下ろすあたりです。

 そして本命ともいうべき、梶取崎へ。地図は下の通りです。

 船がこの岬をしるべとして舵を取ったということが名前の由来で、岬には灯台が設置されています。

 そして「園地」とあるように岬の上は公園として整備されています。

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 芝生の広場から灯台を、その先に海を望むとこんな感じです。

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 古くから捕鯨で栄えた土地だけに、こうしてくじらの供養碑も建てられていました。

 こちらは狼煙場跡。

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 古式捕鯨ではこうした高台から見張り、鯨が出現すると狼煙を上げて村中に知らせたのでしょう。それだけに、眺望の良さも随一です。

 先には、より見晴らしが開ける展望所があります。

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 そして海を望みます。こちらは正面。

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 北側、燈明崎の方向です。

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 海岸まで降りて、灯台も見上げます。

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 こちらは燈明崎方向。波の浸食により露出した地層は、いわゆる「鬼の洗濯岩」状態になっています。

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 次に、もうひとつの絶景スポット・平見台へ。「平見」というのは南紀にはよく見られる地名で、海岸段丘が隆起して平らな台状になったものを意味します。

 ここから眺める、二つの鋭角三角形の奇岩が素晴らしい。

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 ズームするとこうです。

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 こちらは展望所。土地の人のお話では、最近周囲の樹が刈り込まれ、見晴らしが良くなったとのことでした。

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 南側の海。逆光なので海面の煌きが映えます。

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 最後に去年も訪れた燈明崎にも行きましたが、燈明台が色を塗り直されていました。

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 こちらから梶取崎方面を望みます。

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 ほぼ正面の眺めです。
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 ということで、太地での絶景撮影も成果十分ということでした。

 この日は晴れていながら空の青さがくすみがちで、そのため空をより青くしようとカメラの色設定をいじったのですが、一部不自然に青くなったところが出てしまったのが反省点かもしれません。元のままだと空の青みが足りず不満も残るだけに、ディレンマです。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。