光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

すさみとの出会いのきっかけ~紀伊半島一周・青春18きっぷの旅~

 無意味な紀伊半島一周。

 学生時代に青春18きっぷを使ってやっていたこの旅が、思えばすさみに出会うきっかけでした。

 当時から住んでいた京都から名古屋の実家に帰省するさいに、まる一日かけて紀勢本線に乗り、紀伊半島を大回りするという旅です。

 どこを目指すというのでもなく、ただ電車に乗り、車窓からの風景を楽しむだけです。始発に乗って夜遅くに名古屋に到着、いかにも学生時代だからこそできることという感じでした。

 まあこのコースは18きっぷの旅マニアの間でも知る人ぞ知るもので、「青春18きっぷ 紀伊半島一周」で検索してみると今も実践している人は結構いるみたいです(京都・大阪発でそのまま一日で一周して戻ってくることも可能です。ですが名古屋発では特急を利用せずに一日で行って戻ることは不可能のようです)。

 

 紀勢本線といっても、窓から海の眺めを楽しめる場所は意外に限られています。

和歌山駅を過ぎて間もなく差しかかる冷水浦駅の周辺。

切目~岩代~南部間などもあります。

またすさみを過ぎての、和深駅も最近は海駅としてその名を知られつつあり、ここから眺める奇岩も目を引きました。

でも特に目を引いたのがすさみ地区。周参見駅から見老津駅に向かう途中で眼前に広がる、奇岩の並ぶ枯木灘のオーシャンビュー。そして見老津駅で、駅前に広がる青い海原でした。

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 その頃はこんな景色のいい駅もあるんだ……という印象でした。

 私が写真を撮る楽しみにとりつかれたのは、それからずっと後のことです。

 写真撮影のためにすさみを訪れたのも、最初は今から6年前です。この時はまだ地理もわからず、見老津駅周辺を歩き回るばかりでしたが、まずは海の澄み渡る青さにやられました。

 それから何度でも海を撮りに来たくなり、訪れることもうこの6年で30回以上、ここ3年に至っては20回ほどです。

 

 注:アップした写真は後年に撮ったものです。


青春18きっぷの教科書 (旅鉄BOOKS011)
 

 
海の見える駅

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海駅図鑑 海の見える無人駅
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