すさみ・見老津駅前に広がる青い海
久しぶりに、南紀すさみより。
例年であれば一度は足を運び、初夏の海の表情をカメラに収めたいGWの時期。ですが新型コロナウィルス禍のただなか、仮に万一にも私が感染していた場合、愛するすさみにウィルスを持ち込むわけにはいきません。
ということで、過去の撮影で、私自身も旅した気になることにしましょう。
今回は全国屈指の海駅だと確信を持って私が断言する、見老津駅の前の海を特集します。
ホームからも海は望めますが、写真に撮ろうとすると電線や電柱が邪魔をするので、駅舎を出てすぐ前の国道からの撮影です。
駅を一歩出れば、これだけの海が広がります。
海の青さもさることながら、形もとりどりの岩が点在し、背景の山もあわせて、「海が広がるだけ」の単調な景観になっていないのも魅力です。
左手には婦夫波で知られる黒島も見えます。
右の大岩。
少し離れて広角で撮るとわかりますが、この岩は防潮堤と一体化しています。
別の奇岩。
近づいてみると。
左の岩は地層があらわれていますが、このように地層(だいたい砂泥互層)が削られてできた岩と、先の大岩のような、おそらく岩脈に由来すると思われる岩とが混在しているようです。これが、この駅前の海独特の景観を形作っているのでしょう。
岩の形がとりどりなので、ちょっと角度を変えて撮るたびに個性的な絶景になる。このすさみ全般に言えることですが、駅を一歩出るだけでそんな景観に出会える。それがここの魅力です。
新型コロナウィルスがいつか収束した日には、ぜひ訪れてみてください。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。