光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

曇り空の下で~すさみへの旅初日 その2~

 この連休の目玉プランだった南紀すさみへの旅。

 昨日の記事で触れたイノブータン王国建国祭にもっととどまって、この地域のパワーを感じていたいという気持ちもやまやまだったのですが、もう一つの目的は当然のように写真撮影ということで、イノブタダービーを見届けたところでそちらに移ります。

 とはいうものの、すさみ地方の天気は前日出た「晴れ」の予報に反して、曇りがちでした。京都を出発したときも曇り空で嫌な予感はしていましたが、現地は違うだろうという期待もかなわず、「青空が時々見える程度の曇り」という天気でした。

 五月晴れの空のもとですさみの青い海を……というつもりでしたが見事に当てが外れ、それでもせっかく訪れたのだから……と向かったのが、これまであまり訪れていなかった海岸である黒崎。

 こちらでたびたび紹介しているフェニックスの褶曲からほど近い位置にあり、以前訪れたときにはフェニックスへの行き方がわからなかったため間違えてこちらで降りてしまったこともあります(海岸伝いには褶曲へは行けません)。

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 こちらも荒々しい岩肌が露出した、なかなかの壮観です。

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 たびたび打ち寄せる波のため、何か所か海食洞が形成されています。

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 外から見るとただの岩のくぼみのように見えて、結構深いこともあります。

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 岩礁に海が入り組んだ複雑な地形です。時々覗く青空を何とか背景に合わせて撮りました。

  天気は一向に晴れへとは向かいません。この日に青空の下で撮るのは無理、どうせそうなら今まで訪れたことのないコースを試してみよう、ということで、高浜海岸・千畳敷の辺りへ。

 ここから歩いて入れる道が出来ていたので、進んでみました。

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 すると、見事な眺望の開ける場所に出ます。恋人岬の黒島も見えます。

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 ここから先は草ぼうぼうでかき分けながら進む感じでしたが、道であることは間違いなさそうなのでさらに先に進むと、恋人岬をはっきり望めるところまで。遠くは江須崎も見えます。

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  そして思った通り、トンネルを「バイパス」する形で、反対側の道路まで出ることが出来ました。

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 聞いたところでは、この道はかつて国道42号線として使われていたとも。途中に老朽化の激しいガードレールもありました。トンネル開通のせいで道路としては使われなくなると、すっかり荒れ果てたというところでしょうか。

 けれども、絶景眺望スポットとしてこんな場所があったとは、今回のすさみ旅で初めて発見。どうせなら青空の下で撮りたかったものを、今度は夏頃に来てリベンジしようという決意を固めていました。泊まりなので翌日もあるとはいえ、この日同様曇りがちというのがYahoo の予報、どうせ消化試合も同然だろうと決め込んでいましたが……。

 

 ということで、続きは後の記事で。

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。