光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

夕焼けを撮るなら必見~実例で見る、爆焼けするのはこんな日~

 夕焼けを撮影するうえで何より大事なのは、そもそも夕焼けに出会うこと。

 夕焼けを美しく撮れるカメラや技術があっても、肝心の夕焼けに立ち会えなければ何にもなりません。それに夕焼け自体が美しいですから、ただ撮るだけでも十分にいい写真になるというものです。

 「今日は夕焼けになるかどうか」の見極めこそが、大切なのです。

naosuke21036.hatenablog.com

 当ブログで特に多くの方にご覧いただいているこの記事でも、そういうお話はしました。

 それも、いわゆる「爆焼け」。空一面が燃え上がるように染まる、鮮烈な夕焼けというのは、何としても撮っておきたいところです。それはどんな日に現れるか。空模様から見極めるポイントを特集しましょう

 ということで、まずは爆焼けの空の写真を、それぞれ別の日から並べましょう。

 こちらは先日の記事で紹介した、鴨川北大路橋からの撮影。

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去年6月の宝ヶ池公園

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同月の宝ヶ池公園の別の日。

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こちらは去年9月の桂川の「夕焼け祭り」。

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  どれも壮麗です。私自身、見逃さなくて良かった。これをカメラに収め損なったら、向こう1年は後悔を引きずりそう……と心底思えるぐらいの光景でした。

 でも、それぞれの日の「ビフォー」をご覧ください。この空模様を見て、「今日は焼ける」と予想できるかどうか、がポイントです。

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 何より大事なのは、どの日も曇っていることです。曇っていると、「今日は夕焼けはないかも」とつい帰りたくなりそうですが、実はこれが間違いのもと。

 西日に染まるべき雲が広がっていてこそ「爆焼け」といえるほどの光景になるのですから。むしろ当然です。

 それに加えて大切なのが、どの日も共通する特徴として、地平線近くから、光が射していることです。夕焼けというのは沈んだ太陽が上空の雲を照らし上げ、染めることで起きる現象。地平近くから光が射しているということは、その光を遮るものがない、ということにほかなりません。

 ということで。

  • 雲が広がっている
  • 地平近くから、光が射している

 この2つの条件を満たしたら、「華麗に焼ける」チャンスです。。カメラを用意し、撮影にベストな地点に移動して、待ち構えたいところです。

「光が射している」というのは、もう日没時刻になった頃のことですが、それより前の時間帯でも「地平線近くに青空が覗いている」のであれば、同様の条件です。この場合はもっと早くから準備できるでしょう。

 見極め方さえ覚えれば、夕焼け撮影の成功率は格段に上がります。撮影にかけては「空振り」よりずっと悔しい「見逃し」が少なくなります。

 みなさまのお役に立てればというところです。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。