初夏の夕焼け~京都・宝が池公園にて~
しばらく日本を外しており、一週間ほど予約投稿の形になっていましたが、昨晩、無事イタリアへの出張から戻りました。
今日は仕事は休みでしたが、出張のアフターですべきことは多々、まだ向こうでの様子をお届けする気力も回復せず、撮影した写真をまとめる時間もとれていません。
そういうわけで、まずは「ローマへ行ってきました」という証拠として、その折に訪れたコロッセオ(円形闘技場)の写真を一枚、ということで。
というわけで今回は、今日撮れた夕景のことを書きます。
近くの宝ヶ池公園での撮影です。
先の記事では嵯峨広沢池を「夕景の美しさが二倍になる」場所として取り上げました。
池の広さが違うので広沢池ほどのスケールはありませんが、ここでも「美しさが二倍になった夕景」が見られます。
今日この日は、前の記事の「4つのポイント」のうち、3つの条件を満たしていました。
「晴れているが、ある程度雲が出ている」「西の地平線近くを雲が覆っていない」「西の空に高空にかかる雲が出ている」の3つです。
なので、今日は夕焼けが美しくなることが予想できました。それで撮影スポットとして、近くの宝ヶ池公園まで赴いたというわけです。
ご覧の通り、綺麗に焼けています。
「夕焼けが最も美しい季節は夏である」と書きましたが、季節は初夏、夏に近づいています。今朝雨が降ったことで大気中に水分が残り、空が赤く染まりやすい条件も整っていました。
上のはシンメトリーの構図で撮りましたが、より空の部分を広くするとこうです。
そして今回のポイントは、西空だけでなく、北の方面の空まで染まったということです。右手に見えるのは国際会議場。宝ヶ池から見て北側です。
より北に面した方向で撮るとこう。
初夏から夏にかけては、西の空だけでなく、北や東の空まで染まる「全方位の夕焼け」が見られることがあります。この季節であれば太陽が地平線下に沈んでも空の広い範囲を照らし続けるのが原因だと思われます。
360°とまでは行きませんでしたが、染まる範囲が広がった夕焼けは壮観。
そしてここ宝ヶ池は、池がそれほど大きくなく、一周しながら撮っていけるので、「全方位の夕焼け」を撮影するには最適な場所です。
そして暮れていくとこんな感じでした。
では、次からはイタリア出張の折に撮れた風景を特集しようと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。