光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

戸津井漁港と戸津井鍾乳洞

昨週末の紀州への旅。

 前回記事では白崎海岸を特集しましたが、見所は他にもいろいろありました。ということで、今回は白崎海岸に向かう途中で立ち寄った戸津井漁港、そして戸津井鍾乳洞を取りあげます。時間的には前後しますが。

 地図はこちらです。

 

 まず、戸津井漁港。

 過去の夏の撮影だとこちら。正面に見える島は十九島といいます。

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 この秋に撮ったものはこんな感じ。角度を変えての撮影です。

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 案内板も出ており、この近くに戸津井鍾乳洞があるのは知っていましたが、今までは特に訪れることはありませんでした。今回は一度立ち寄ってみようと思い立ち、白崎海岸に着く前にこちらに向かいました。

 海沿いの道から内陸側に逸れ、狭い坂道を登ります。途中で振り返って見渡す戸津井漁港。

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 今回は広川町からレンタサイクルを利用しましたが、かなり険しい坂道だったので途中でギブアップし、途中の道幅の広い所に停めてあとは歩きました。車ならもっと楽だったでしょうが、狭い山道なので万一対向車に出くわしたら大変なところです。

 ということで行程1kmほどの山道を経てたどりついた高台に、戸津井鍾乳洞はあります。

 ここまで来ると、漁港もこんなふうに見えます。

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 登ってきた高さが実感できるところです。いま一つの目的は、この高台からの海の眺めを撮ることでもありましたから。

 こちらは花とともに。

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 そして鍾乳洞へ。こちらが受付です。

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 入場料を払って、ここから入ります。

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 中に入ったところの案内板。

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 鍾乳洞ということは当然地質は石灰岩質ということですから、ほど近い白崎海岸と通じているということでしょうか。あちらも海辺の岸壁ばかりでなく、海沿いに迫り出した山も白い山肌がむき出しになっている部分があるなど、一帯が石灰岩質のようです。どちらも2憶5000万年という悠久の歴史を刻んだ自然のモニュメントです。

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 全長100mと鍾乳洞としては小規模ですが、洞内の岩には一つひとつ名前が付けられていて、どれも見ごたえがありました。

 蜂の巣岩。まさにその名の通りです。

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 針天井の間。いかにも鍾乳洞らしい、鍾乳石が垂れ下がっているところです。アドベンチャー映画にも出てきそうな雰囲気も感じます。

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 天井が低かったり道が狭かったりで、結構中を歩くのは大変でした。ここは比較的小規模ですでに隅々まで探索されていますが、こうしてみるともっと巨大な洞窟を探検するのはどれほど大変なことなのかと、想いがめぐります。

 ということで、訪れる価値は十分でした。

 この戸津井鍾乳洞は入場可能なのは土日と学校の春夏冬休み期間のみなので、訪れる場合その点はご注意を。

 では、今回もご覧いただきありがとうございました。