彩り豊かなふたつの季節~京都・八瀬の里山から~
前回に続いて、京都郊外・八瀬の里山から。先の投稿ではこんな対比を紹介しました。
春色が美しい場所は、秋色も美しい。落葉樹の雑木林に覆われた里山だからこその風景です。ということで、このスポットの別の表情もお目にかけましょう。
道路沿いからやや遠景で。
新緑色のなかに点在する山桜が彩りを添えます。
こちらは晩秋。
山桜の部分はひときわ紅く色づいているのが、比較しておわかりでしょうか。平地でもそうですが、桜は花ばかりでなく、紅葉も美しい樹です。
そしてとりわけお気に入りの、このアングル。
また別の対比。
稜線を別の角度から。
このスポットを気に入ってここ3年ほど、新緑と紅葉の季節には足を運んでいますが、同じ場所で撮るからこそ味わえる季節の対比。両者を並べてみる、いわば相乗効果の美しさというのを感じていただければと思います。
新緑と紅葉。一年で対極にある二つの季節にこそ、山は鮮やかな彩りを見せるというのも不思議です。繊細でみずみずしく、けれども生命力と躍動も感じさせる春の色。華麗で情熱的でありながら、これからの季節を思うと物寂しさも覚える秋の色。
みなさまは、どちらの季節の色がお気に入りでしょうか。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。